2018年5月17日木曜日

変異不可能な規格

知覚者が存在しない世界は
誰の世界にも成り得ないので
自動選択にて崩壊が選ばれない事は保証されています。



しかし変異が起きないのはなぜでしょう?

時空にはどの様な形のパターンでも存在するのだから
知覚者の知覚が維持される範囲でなら変異が起こる
パターンが選択されても不思議でない気がします。

例えば重力を無視して周囲の物質が浮き上がるとか、
あるいは物質の瞬間移動だとか
そういう事は形のパターンとしてはあり得る気がします。
そして形のパターンさえ成立してしまえば
物理現象になってしまう

というのが時空現象論の立場です。

ではなぜ我々は変異を観測しないのでしょうか?


ここで浮上するのが
世界は一部でも物理法則を破ると
崩壊する様な規格によって作られている
という仮説です。

これをまず大雑把にイメージしてもらうために
下の図を見てください。



これは風船の様な環境に複数の円形の
生物(知覚者)が住む例だとします。

こんな単純なパターンで知覚が生じる訳ないのですが
ここでは簡単に概要をつかむために
これが単純な知覚パターンと環境のモデル
だと考えてください。

このモデルからどの様な事が想像できるでしょうか?



自動選択では崩壊しない限り
どの様なパターンでも選択される可能性があるのだから
風船が軽く揺れる程度の変形は
起こりそうな気がします。

地球の地表が波風として揺れる様に、
この風船の揺れも生物達にとって当たり前の
現象とみなされる事が予測されます。



一方、風船が割れる事はないでしょう。
なぜなら風船が破裂した場合
一瞬にして知覚パターンも破壊されて
崩壊に至ると考えられるからです。

この様な風船モデルによって
変異が起こらない理由を大雑把ではありますが
イメージする事ができます。

つまり世界は知覚パターンと環境が連動
及び相互依存する様なパターンとして存在し、
どこか一部に変異が起こるとそれが全体に波及して
崩壊する構造になっていると考えられます。




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