2018年11月10日土曜日

世界の確率的な分岐

移動に最小単位があるなら
その中間に移動させる様な力が加わった場合は
どうなるのでしょうか?

 

結果は確率的に分かれます。


また単に確率によって未来が分岐するだけでなく
分岐ごとに世界自体が分裂して
増えて行くという解釈があります。
これを多世界解釈と呼びます。
   

多世界解釈の考え方は
時空現象論における多量選択の考え方と似ています。

そこで今度は時空現象論の立場からプランク定数や
確率的な振る舞いを説明してみましょう。


まずプランク定数について考察すると
次の様な予測ができます。

「時空は本来どの様な形のパターンをとる事も可能だが
プランク定数に従った動きをしないと知覚が崩壊するので
結果的にプランク定数と言う規格が成立している。」


我々の体は原子から成っているので
これがバランスを崩せば知覚は成り立ちません。


また物質の確率的な振る舞いについては次の様に考えられます。

プランク定数を含め全ての物理法則に従う
パターンが複数ある場合は
どれも世界として成立して派生世界が増加するが
我々が体験可能なのは一つの世界だけなので
世界は多量選択に従って確率的な分岐をする。


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2018年11月9日金曜日

プランク定数と移動の単位

昔は物の移動はどこまでも切れ目なく行われる
と思われていたでしょうが
20世紀に確立された量子力学によると
そうではない事が明らかになりました。

例えば

上の図はリンゴが落下している様子を
時間1と時間2の2つの瞬間に分けて描いたものです。
この時、図には描いていませんが
時間1と時間2の間には当然
時間1.5とでも呼べる様な中間の時間が存在し、
そしてその時リンゴは時間1と時間2における位置
間のどこかにあると想像できます。

この様に物の移動はどこまでも細分化して分析できる
現象だという気がします。

ところがこの考え方は現実の物の移動の仕方を
完全には反映していない事が分かってきました。

替わりに明らかになったのは
物質はプランク定数の整数倍の運動量しか持てない
という事です。

これを簡単に説明すると
物質は切れ目のない滑らかな移動をしているのではなく
特定の最小単位を持つデジタルな移動をしている
という感じです。

例えるなら動画やゲーム等の画面が
絵や映像を滑らかに表現できている様に見えても
よく見るとピクセルやドットと呼ばれる様な色素の単位が
存在している事と似ています。


(ただしこの移動制限は
原子や分子などの相当に細かいスケールの
実験や考察から導かれる事であって
リンゴの落下を見れば分かる様な
話ではありません。)

物の大きさに関しては昔から原子の様な
最小の単位がある事を考察する人がいましたが
物の移動に関してもこの様な制限がある事は
1900年頃から徐々に理解され始めました。


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