必ず別の現象も起こっている
みたいな事が言える場合があります。
例えば図の様に中心辺りにある物体が右へ移動しているとします。
この時、
「左の物体が右の物体へ近付く」
という現象と
「右の物体が左の物体に近づかれる」
という現象が同時に起こっています。
この様に現象として不可分だったり
見方の違いに過ぎなかったり
一見分けて考えられる様でも
絶対に一緒に起こる現象のセットがある場合、
それらを相補の関係にあると言う事にします。
吸収パターンにおいてはどの様な相補の関係が
存在するかと言うと、
吸収量が存在する時、必ずその量に対応する空間が
吸われていると言えます。
吸収量の定義が「時間当たりに吸われる空間の量」
だから当たり前と言えば当たり前ですが。
従って吸収体は存在するだけで
時間当たりに必ずどこかの空間が減少する事になります。
ただし吸収量は放出量(時間当たりに放出される空間の量)で
相殺できるので、結果的に空間には
何も起こっていない様に見える事もあるでしょう。
また放出体から見ても同じような事が言えます。
つまり放出量が存在するには、空間の増加が必要だが
吸収量によって相殺された場合は見た目の空間は
変化しない事が考えられます。
まとめると
吸収量が存在する場合、必ず対応する空間の減少、
または放出量が存在する。
また
放出量が存在する場合、必ず対応する空間の増加、
または吸収量が存在する。
これを式で表すと
吸収量=空間の減少量+放出量
放出量=空間の増加量+吸収量
となります。
これを吸放バランスの式と呼ぶ事にします。
またこの式で表される概念を
吸放バランスと呼ぶ事にします。
また吸放パターンがこの式と矛盾しない事を
吸放バランスが取れていると表現する事にします。
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